『逆境ナイン』(島本 和彦)
一コマ一コマが熱い!熱すぎます。
燃えて笑って体力の消耗が激しい、疲れます。
そこで私から注意事項があります。
読む前には必ず窓の換気、それから飲みものの準備を忘れないでください。
さぁ、心してかかれ。
見どころ
- 熱中症の危険!絵・展開・セリフ、全てが熱い
- 動悸の危険!理屈や道理も吹き飛ばす、迫り来る勢いで息もできない
- 腹痛の危険!数々の名言、笑いすぎて翌日は筋肉痛
本の紹介
- 1989年~1991年に『月刊少年キャプテン』で連載
- 全6巻
主な登場人物
不屈 闘志(ふくつ とうし)
- 主人公で野球部のキャプテン
- 名前の通り不屈の闘志をもつ男
- あり余る勘違いと根拠のない自信
- 魂がスパークしないとすぐダメになる
月田 明子(つきた あきこ)
- 野球部のマネージャー
- 明朗快活な天然さん
- 不屈にいいように振り回されるが、いいようにも振り回している
校長
- 厳格
- 強面なのにお茶目
- 不屈に感化されすぎ
サカキバラ・ゴウ
- 社会科教師で野球部監督
- 実践の歴史を得意とし、そこから数々の名言を生み出す
- クワトロ・バジーナ(サングラス)
あらすじ
「廃部だっ!!」
それは全力学園の校長室からはじまる。
校長からいきなり廃部を突きつけられた野球部キャプテン不屈闘志
そして、この男はこの場でとんでもない大風呂敷を広げる。
甲子園優勝
これは不屈率いる万年弱小チームが甲子園優勝を目指す奇跡の物語である。
不屈はある条件で廃部を取り消す約束を校長と交わす。
それは10日間内に甲子園出場校との試合で勝つこと。
そして試合の日まで死に物狂いで練習するナインたち。
満身創痍になるも、その結果…
勝てるか勝てないかの問題じゃない…
絶対に無理でも勝たなければならないんだ!!!
サカキバラを監督に迎え、数々の逆境を乗り越えていく。
だが、逆境は終わらない。
一つ乗り越えれば、さらに大きな逆境が襲いかかってくる。
それが全て不屈を成長させる糧となる。
試験に恋愛に…怒涛の勢いで物語は進んでいく。
そして、ついに迎えた地区大会 決勝戦。
気づいた時には9回表 112 対 3…
さぁ、どうなる!?
奇跡の大逆転は起こせるのか?
既成概念にとらわれるな
それはそれ!!これはこれ!!
感想
大学時代の友人からすすめられて読みました。
腹が痛くなるくらい笑いましたね。
かなりツボに入ったので、
あの当時は島本作品を探して古本屋巡りしていました。
不屈が超能力に目覚めるくだり(目覚めていませんが)
数々の名言は最高です。
誰もが試験勉強の時にやったであろう行動なんか
私も幾度となく経験しましたよ。
特別付録の逆境人生相談もいいですね。
今だからこそ読んでほしい
あの頃を思い出しながら、もう一度
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