【EQ冒険記】第3部 第7話

あげたものですよ

「俺は雲のロッキー、雷とはお友達じゃなーい!」

やっぱ臨機応変に生きなくてはダメだねとか思う今日この頃。
しかし、神はそんな俺を見逃すはずもない。
あー見逃さないさ!見逃せ、コラッ!(逆切れ)

Ekaranaに到着し、橋の上からダイビング!
目的地までSwimming。(常にスキルは鍛えるのだ)
両手持ちの武器は今まで使った事ないのでスキルはほとんどなし。
というわけでメインは今までどうり2刀流、余裕があれば2Hでやろうと決める。

とりあえず装備を2刀流に戻そうとした瞬間、悲劇は起きた。
なんとCombineLongSwordが手から滑りおち、海の底に!(Swimming鍛錬中)

はぅあっ!

ま、すぐに拾えばなんの問題もないだろうと思い海底に拾い行くが全く拾えず!
これ如何に!?
何度も拾おうとするが拾えず、そのうち息が続かなくなってきた。

「ほしい!たった『ひと呼吸』!」
「吸い!そして吐くひと呼吸!」

もうろうとする意識の中、ふと父の言葉を思い出す。

「なにコータ?ダニーがおもちゃの鉄砲をくわえてはなさない?
 コータそれは無理矢理引き離そうとするからだよ。
 逆に考えるんだ 『あげちゃってもいいさ』と考えるんだ。」

そ、そうか!ありがとう、父さん!!

呼吸を整えもう一度海底に。
しばらくするとCombineLongSword消えてなくなりました。

「あげちゃったよ、父さん…。」(何故か目頭が熱く…)

とりあえず陸に上がり少しの間待機。
……。

おかしーな、出てこないぞ。
よくあるよね、何か落とすと「あなたが落としたのはこの金のなんとかですかそれとも…」みたいなやつが。

ま…まさか!?これバグじゃない?
オー!ノーッ!!ダマサレタ!?
なんてひどい仕打ち!?俺が何かしたのか!?(存在自体が)

「もっとも、一万年以上生きているらしいがおれとだまし比べてはりあうには10年早いぜッ!」(混乱)
「ほんとはちがうけどくやしがるならこういってやるぜ。ケッ!」
「そのCombineLongSwordは、わたしが海底にあげたものですよおまわりさん。」(誰も悔しがらず)

クッ…。(空しさ倍増)
これが宿命というものか、悲しみを背負ってまた一つ成長した模様。(勘違い?)
人間は普段30%の力しか出す事が出来ない。
しかぁーし!波紋戦士は残り70%を無駄に浪費する事が可能!(それってダメじゃ…言うな!)

パーティーと合流し、さっそくバトル!
この怒り、全てノールリーブにぶつける!
いつもより波紋呼吸が高まるぜッ無駄に!
2HBattleAxe装備、いくぜ!

「刻むぞ血液のビート!スーパーウルトラグレートデリシャスワンダフルボンバー!!」(全て空振り)

クッ…。
無事、戦闘は勝利したものの仲間内ではこの俺の2HBattleAxeが気になった様子。
しかし、この俺の悲しみ(アホ)のオーラを察してか誰も聞いてこない。

なんとも素晴らしい仲間じゃないか!(相手にされてないだけ)
ま、もっとも自分でしゃべったんだけどさぁ…。(てめぇの血は何色だァァーッ)


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