静かな夜明け
巨大なそれは崩れ落ちた。
と同時に、大きな歓声が一気に沸く。
そう、Trakanonは倒されたのだ。
だが、俺達はまだ護衛と戦っている。
激戦中だ。
しかも、ピピピピンチ!?
Mobを水の中に落としてしまった。(シマッツ!)
いきなりsumonされる俺。
だが、さすがは俺。
落ち着いてるぜ。
水中戦での1対1の勝負…いいだろう!
オラオラオラ―ッ!!
このコータ…もうこの場にいる必要なし!(え?)
逃げろ!(勝てません)
逃げれない。(sumon)
逃げろ!!
逃げれない。(またsumon)
ぬぁにぃ~ッ!
逃げる、逃がさない×10
ハマッタ!?
やばい、このままじゃ…溺死!?
ほしい!たった「ひと呼吸」!
吸い!そして吐くひと呼吸!
くっ逃げれない…限界だ……。
薄れる意識の中、父の言葉を思い出しそうだ。(進行形!?)
思い出しました。
なにコータ?キノコが俺をはなさない?
コータ、それは無理矢理引き離そうとするからだよ
逆に考えるんだ、「あげちゃってもいいさ、命を」と考えるんだ!
カッコ悪くてあの世にいきそうです…。
誰も助けなぞ来ない。
そこはどうにか、波紋で乗り切りたい!(願望)
まぁ、どうにかなった。(あっさり)
そして、みんなのもとに駆け寄る。
これがTrakanonだ!(さも自分が倒したように)
大した事なかったネ?(言うのは無料)
「Trakanon殴りたかったなぁ…」
OrokaとReichanがつぶやいた。
確かに…。
だが、この勝利は俺達の功績があってこそだ。
それは、間違いない。
俺達がいなければまた負けたに決まってる!(言い切る)
ということは、だ!
俺達が倒したと言っても過言ではない。(過言)
いや、待てよ…むしろ俺?
俺が倒したんじゃない?(気のせい)
一人で、しかも触れずに。
さすが俺!(自己満足)
一度倒せばノウハウが出来上がり、あとはいつでも倒せるようになる。
もう用はない。
それは俺にも言えること。
もう必要ではないのだ。
すでに参加する前から決めていた、これが最後なんだと…。
そう、終わり…。
東の空が仄かに明るんできた。
夜明けが近い。
昨夜の激戦が嘘のような、静かな夜明けだった。
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